【ゲームアーカイブ】PC-9800シリーズ版をウィンドウズに完全移植した『儀典・女神転生 ~東京黙示録~』




パソコンやコンシューマーなど、幅広いハードに展開されてきた人気RPG『女神転生』シリーズ。1987年7月に発売された第1作からシリーズを重ねていくうちに、ゲームシステムに改良が加えられ進化してきた作品といえる。

今回はそれらの中から、1997年にPC-9800シリーズ用として発売された『儀典・女神転生 ~東京黙示録~』のウィンドウズ移植版を紹介していく。

ストーリーやゲームシステムなどに大きな変化は加えられていないが、グラフィックなどはすべて新しく描き起こされている。中でもゲームに登場するモンスター達は、オリジナルデザインで書き直しているという力の入れようである。

また、当時主流であったFM音源から、PCM音源に変更になったことにより、臨場感のあるサウンドが楽しめるという点もポイントである。

何度もストーリーを楽しめるマルチエンディングシステム

ゲームの舞台となるのは、『真・女神転生』で東京に核ミサイルが撃ち込まれ、異界に飛ばされ戻ってくるまでの30年間の物語だ。この時代、地上には悪魔や精霊がはびこっており、人々はシェルターに身を隠し生活を続けていた。

プレイヤーは、主人公の葛城史人となり、恐怖の悪魔から人々を守る「デビルサマー」になるための入隊試験を受けるのだ。マップはいまでは古典ともいえる、ウィザードリィタイプの3Dダンジョン形式で描かれている。そこでいろいろな人と出会い、情報を集めていくことにより次の展開が生まれるといった感じだ。

このゲームで重要なのは悪魔とのコミュニケーションである。ただ単に敵を倒していくだけでは、強い敵に出会ったときにうち負かされてしまう。ときには悪魔達と会話をし、仲魔(※1)にしたり、合体によりこれらを強化していくことも可能だ。この辺の自由度の高さが、人気の秘密ともいえる。

また、プレイヤーの行動により、エンディングが異なるというのもポイントだ。かなりの数のエンディングが用意されており、他のエンディングを見たいがために遊び直してしまうというわけだ。

※1
仲魔
このゲームでは、悪魔を仲間にできる。戦闘を回避することができるうえに、自分の仲間として共に戦ってくれる。


▲ゲームを始めると、最初に行なわれるのが心理テスト。自分がどのような性格か判断してくれるのだ。オマケ的な感じだが、なかなか面白い。


▲ゲームではネットワークも駆使して情報を集めることができる。が、ここに登場するのは昔のニフティのようなBBSである。いちいち番号を選んでいかないと、その下にあるコンテンツを見ることができない。


▲ロールプレイングの基本は人との会話であろう。まずは、自分のいるところの周辺を歩き回り把握する必要がある。地図は基本的にオートマップされるが、部屋に出入りすると方向感覚を失いやすいので、常に移動している方角も意識する必要がある。


▲シェルターでは便利なアイテムなども購入することが可能だ。ショップのほか、病院などでも売ってくれる。


▲本格的な戦闘に備えて、練習をするための場所も用意されている。ここである程度コツを掴んでから出掛けるのもいいだろう。

(高島おしゃむ)

ゲーム概要

タイトル:儀典・女神転生 ~東京黙示録~
メーカー:アスキー
対応ハード:Windows 95/98
ジャンル:RPG
発売日:1999年12月22日
価格:9800円(税別)

必要環境
CPU:Pentium MMX200MHz以上
メモリ:32MB以上
HD空き容量:100MB以上
CD:4倍速以上
ディスプレイ:DirectX6以降に対応したグラフィックカード(VRAM2MB以上)
サウンド:DirectSound対応のPCM音源

©1995-1998 ATLUS/SHIPS/西谷史/ASCII Corp.

こちらは、ゲームが発売された当時に書いた記事に一部加筆・訂正を加えたものです。データ等は当時のままになっています。




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