オロは、世界と国内のeスポーツに対する関心度を『SEMrush』を用いて調査した結果を発表した。
(以下、プレスリリースより)
今年7月にeスポーツの世界大会で16歳の少年が約3億円もの賞金を手にしたニュースは、記憶に新しいのではないでしょうか。
「eスポーツ」という単語は2000年のWCGC(World Cyber Games Challenge)から使われ始め、以来、世界各国でeスポーツの世界大会が開催されています(一般社団法人『日本eスポーツ連合』HPより)。現在に至るまで国内には数々のeスポーツに関する一般社団法人が設立され、2018年は「eスポーツ元年」と言われるほど、国内でも盛り上がりを見せています。
今では部活としてeスポーツ部が全国の高校で発足されはじめ、全国で選手権が開催されるなど、公式スポーツとしても認知され始めています。
そこで当社では、そのeスポーツに対する関心が一番強いのはどの都道府県なのかを調べるため、47都道府県のeスポーツに関するキーワード検索ボリューム調査を『SEMrush』を用いて行いました。
また、世界的なeスポーツの関心度も同様の調査で行い、各主要国で比較を行いました。
国内で関心度が上昇している県はどこ?
47都道府県と主要5都道府県(北海道、東京都、愛知県、大阪府、福岡県)の「eスポーツ」に関連するワードの検索ボリュームを調べ、2016年~2019年の間の検索ボリューム増加率を調査しました。
(※2016年7月~2017年6月の平均ボリューム数と、2018年7月~2019年6月の平均ボリューム数を比較したときの増加率)
その結果、47都道府県で一番増加率が高かったのは、熊本県、次いで秋田県となりました。熊本県では、2017年秋に熊本発のeスポーツチームが発足するなど、関心の高まりが伺えます。TOP5にランクインしているのはすべて首都圏から一定の距離が離れている地方県となっているのが特徴的といえます。ボリュームの推移をみると、ボリューム数が増加している時期が各県ともに共通していることが多いのがわかります。2018年2月に日本eスポーツリーグが開幕したり、2018年9月にはアジア競技大会が開催されたり、2018年12月には有名タイトルの世界大会が行われたりと、大きな大会が開催される時期に検索ボリュームが増えていることがわかりました。
主要5都道府県のみでみると、福岡県が増加率1位となりました。ボリューム数だけで見ると圧倒的に多い東京都ですが、増加率でみると、主要5都道府県の中では最下位、47都道府県全体でみると東京都は43位となっています。
大きな大会が行われるときにボリューム数が増加するのは、各都道府県共に同じ傾向のようです。
世界で一番関心が高まっている国は?
世界でのeスポーツに対する関心度を調査するため、主要国7カ国を選び、「eスポーツ」のキーワード検索ボリュームの2016年~2019年の増加率と、検索ボリュームの推移を調べました。
(※2016年7月~2017年6月の平均ボリューム数と、2018年7月~2019年6月の平均ボリューム数を比較したときの増加率)
結果7カ国中、日本の増加率は第1位であり、世界と比較しても直近3年間で日本のeスポーツ人気は大きく飛躍していることがわかりました。日本国内のeスポーツ市場規模は、年々増加しており、2019年から2022年までの年間平均成長率は約19%と予想され(Gzブレインによる調査)、今後国内でのeスポーツ関心度はますますあがっていくものと考えられます。
調査概要
調査方法:「SEMrush」を用いたキーワード検索ボリューム調査
調査期間:2016年1月1日~2019年6月30日
調査対象:アメリカ、イギリス、韓国、ドイツ、日本、フランス、ロシア
※言語は、その国の母国語において「eスポーツ」を意味する言葉を対象とした。日本は「eスポーツ」「イースポーツ」が調査対象キーワード。
SEMrushに関するお問い合わせ先
株式会社オロ SEMrush担当 坂元
Mail:info_semrush@jp.oro.com
日本公式ページ:https://semrush.jp
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