欧州を中心にゲームアクセサリーを販売しているブランド「Nacon」より、公式ライセンスを受けたPlayStationⓇ4向けコントローラー「nacon Revolution」が発売された。日本でもAmazonで並行輸入されている商品があり、そちらを入手することができたので、早速レビューをしていきたいと思う。
コンシューマーゲーム機の中でも、FPSなど競技性の高いゲームをプレイしている必ず話題となるのが「Xim4」などのコンバーターを利用した「マウサー論争」だろう。ゲームのコントローラーはある程度コンパクトにまとめられており、かなりの部分では操作性に優れている。ただ、FPSなど「エイム」が戦績や能力に直結してしまうようなタイトルでは、やや不利になってしまうのも致し方のないところだろう。
それとは異なるベクトルで進化してきたのが、「SCUF」などのゲーミング仕様コントローラーだ。今回レビューする「Nacon Revolution Pro Controller」もその流れを継ぐものだが、こちらは公式ライセンスを取得した製品となっている点が一番の違いだ。
▲こちらが同梱物。
肝心のコントローラー部分だが、マットな手触りなっており手になじみやすい。ボタンの配列もXBOX同様に左のスティックが上側に配置されており操作性に優れている。本体背面にも、任意のボタンが割り当てられる4つのボタンが配置されている。
コントローラーとPS4本体の接続は、特殊なケーブルが採用されている。こちらはプレイ中に抜けてしまうことがないように配慮されたためのものなのかもしれないが、この部分が壊れてしまうと修理や部品の取り寄せなどにかなり苦労してしまいそうな印象だ。
オリジナルのコントローラー同様に下側にヘッドセットがセットできるようになっている。
本体の重量がコントロールできるように、左右それぞれ3つまで重りを入れることも可能だ。重り自体は、コントローラー下側のねじ付属しているパーツで回すことでセットすることができるようになっている。ここら辺は完全に好みで利用するといいだろう。
▲10g、14g、17gの合計41gまで、左右それぞれのグリップ部分に重りを入れることが可能だ。
キーの割り当てなどはPCに接続し、専用のソフトウェアで行うことができる。ちなみにインストール時に言語を選択するのだが、英語や日本語などは表示されない。ここではフランス語で「英語」の意味の「Angalais」を選んでおけばいいだろう。
このソフトウェアでは、キーの細かいキャリブレーションやファームウェアのアップデートのほか、自分好みのボタン配列を設定することが可能だ。利用頻度は低いかもしれないが、マクロも設定することができる。デフォルトの状態ではコントローラーの振動がうざく感じることがあったので、このメニューでオフにしておいてもいいだろう。
好みの設定が終わったら、「ACTIVATE PROFILES」を選ぶことで、コントローラー側に設定することができる。
ちなみに、背面の4つのボタンは「MAPPING」で設定が可能だ。そのうちM1~M4が背面ボタンにあたる。正直左右外側にあるM3、M4ボタンに比べてM1、M2ボタンややや押しにくいので、利用頻度が高いものは設定しない方がよいかもしれない。
このプロファイルは最大4つまで保存することができ、コントローラー側で切り替えることもできるようになっている。
筆者はここで詰まってしまったのだが、実はこのプロファイルを利用するには、コントローラー背面側にある「MODE」を「2」にしておく必要がある。このモードの切り替えを行うと、コントローラー右スティックのライトが「青」から「赤」に切り替わるので、それを目安にしておくといいだろう。
プロファイルの切り替は、同じく背面にある「PROFILE」ボタンで切り替えらることができる。どのプロファイルが選ばれているかは、コントローラーの「SHARE」と「OPTION」ボタンの真下にある赤い光りの位置でチェックすることが可能だ。
まとめとして、コントローラーそのものの出来としてはHORIなど外部メーカーから出ているものとよく似たような質感はあるものの、操作性やカスタマイズ性など優れた部分も多い。今よりもさらに操作性のしやすいコントローラーを探しているのであれば、選択肢のひとつに加えてみてもいいのではないだろうか。
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